人が亡くなるということは、その家族にとってはいくら覚悟ができていたとしても突然のことです。そして、故人となってしまった人ととても親しい間柄にある人にとってもどれは同様に突然のことかもしれません。そんな場合にはすぐに弔問に訪れてご家族にお悔やみの言葉を述べたり、故人となってしまってはいてもきちんとその姿を見たいいう希望もあるかもしれません。
しかし、突然の訃報に際して、すぐに弔問できるとは限りません。仕事などの都合でどうしてもすぐに訪れることができない場合には、その代わりとしてお悔みの手紙を送ることでもその気持ちを伝えることができます。最近はインターネットの普及で紙に文字を書くということをする人は減っているようです。
しかし、そんな時代だからこそ、いちばん悲しい気持ちでいる遺族の方にとって心のこもった手紙を受け取ることは決して失礼なことではありません。すぐに会いに行くことができないのは仕方のないことだというのは、遺族の方ももちろん理解しているはずです。
そしてそれでも無理に来てほしいということができないこともわかっているでしょう。それだけに、そんなときだからこそお悔みの手紙は心温まるものとなるかもしれません。最近は滅多に手紙など書かないからといって、何をどう書いていいのかわからないという人も多いようですが、自分の言葉を書くだけで充分にその気持ちは伝わるので、文章の内容をそんなに気にする必要はありません。
手紙そのものが遺族の方にとってはうれしいものとなるので、とにかく自分の気持ちを素直に述べるようにするのが良いでしょう。